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2010コメづくりの反省③ アイガモ

 アイガモ農法についての反省です。

 アイガモ関連の日程は次のとおりでした。

 3月19日 アイガモのヒナを注文
 5月18日 アイガモのヒナが届く(20羽)
 5月29日 アイガモを田んぼに連れて行き慣らす(18羽)
 5月30日 アイガモを田んぼに放ち、カラスに襲われる(10羽に)
 6月 1日 アイガモ10羽を追加注文する
 6月 3日 アイガモを田んぼの囲いの中で育てる
 6月 5日 アイガモを田んぼ全体に放す
 6月15日 追加したアイガモ(10羽)が届く
 6月26日 追加したアイガモ(6羽)を田んぼに放す(合計16羽)
 7月 9日 アイガモ1羽が行方不明になる
 8月上旬 アイガモが次々と行方不明になる
 8月11日 アイガモを引き上げる(4羽)
 8月12日 処理場へ発送
 8月13日 処理場より肉になって戻ってくる

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 と、書き出せばこのようになりますが、はっきり言ってアイガモの『飼育』については失敗でした。

 なぜなら、田んぼに連れて行ってすぐカラスに襲われ8羽も殺され、追加した10羽は家で飼ううちに4羽が死に、田んぼに放しても先輩たちにいじめられて大きくなれず、その先輩たちを含めても8月には次々行方不明になり結局4羽しか残りませんでした。その4羽も十分成長させることができず、できた肉はわずかで、しかも鳥ガラみたいなものでした。

 しかし『アイガモ農法』についてはまずまずだったと思います。3月にまいたケイカル以外は肥料はやらず、代掻き後に1度除草剤を使った以外は農薬も使わずに十分な収穫ができたのは、アイガモたちの働きによるところも大きいと思います。アイガモを田んぼに放す時期が遅れたためにヒエがはびこってしまいましたが、まわりの除草剤をやった田んぼも今年はヒエがかなり生えていたことと比べても、そんなに失敗とは言えないでしょう。

 また、アイガモたちが人々に与えた影響も大きかったと思います。大勢の人たちがアイガモを見に田んぼに訪れました。近所のおじさんたちは毎朝アイガモの様子を見て、田んぼの外に出ていたりしたら電話で知らせてくれました。もちろん一番影響を受けたのは私です。アイガモを育てていた3か月の間は、寝ても覚めてもアイガモのことが気になり、朝早く田んぼに行ってエサをやり、仕事から帰ってもエサをやりと、アイガモを中心に生活が回っていたようなところがありました。

 と言うことで、来年はアイガモの飼育も成功させてやろうと思っているところです。


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2010コメづくりの反省② コメづくり

 コメづくりの反省でコメづくり編というのも変な感じがしますが、コメづくりそのものに絞った反省といつもりです。

 コメの出来については、19袋獲れたということで、過去の14袋から21袋の出来と較べても遜色ありません。この出来については収穫前から近所のおばさんたちが「よくできている」「出来がいい」とみなさん言ってくれていましたが、その原因は異口同音に「2年休耕したからだ」とのことで、誰もアイガモ農法のお陰だとは言ってくれません。アイガモのお陰でも2年休耕したためでもよいのですが、やった肥料はケイカルのみで追肥もやっていないのにこれだけ獲れたのだから大したものです。

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 コメの質についてはよくわかりませんが、白濁は少ないものの、カメムシの被害で黒くなった粒が多少目立ちます。これは農薬を使った防除をしていないのでやむを得ないと思います。

 作業については、田植えをして以降は、アイガモの世話は一生懸命していましたが、稲の世話というものはほとんどしていません。水の管理も、アイガモが水がなくて困らないように心だけただけで、土用干しなんかも何もしていません。除草もアイガモ任せで、アイガモが取れなかったヒエの除草に悩まされましたが、除草剤を使った近隣の田んぼもヒエの除草ができずに私と同じように田んぼに入って抜いたということなので、違いはありません。

 ということで、全体としてみても今年のコメづくりは成功といってよいでしょう。

2010コメづくりの反省① スケジュール

 今年のコメづくりが終わったところで、1年を振り返って反省し、来年度のコメづくりにつなげていきたいと思います。ということで、2010コメづくりの反省シリーズ第1弾は、スケジュールについてです。

 今年のコメづくりの主要イベントの日程をまとめると次のようになります。

 4月 4日 荒起こし(委託)
 4月29日 イデ堰き 5月 8日 代掻き (委託)
 5月13日 苗が届く
 5月15日 田植え
 7月15日 ヒエ取り(第1回)
 8月15日 出穂
 9月25日 稲刈り
10月15日 脱穀(委託)

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田植えの風景。学生や子どもたちもやってきてにぎやかに行われました。

 田植えのちょうど3か月後に出穂(しゅっすい)し、その1月と10日後が稲刈り、その20日後が脱穀という日程でした。

 田植えをしてしまえば(アイガモのことは別にして)、熟れたら刈り、乾けば扱ぐ(こぐ)だけのことなので、適期を逃したとかいうことはありません。特に脱穀(稲扱ぎ)は初めてモミの水分を測ってもらって適期にできました。注目してほしいのは、稲刈りの適期が9月下旬の涼しくなった頃だったということです。

 コメづくりの作業で一番大変なのは稲刈りでした(と思っていましたが、全部の作業を経験した今では、畔切りかもしれないと思います)。その稲刈りを、早生(わせ)のコシヒカリを作れば早ければ8月末のまだまだ暑いときにしなければなりません。そこで中生の「きぬむすめ」にし、アイガモの成育のことも考えて水が温んだころに田植えをしたら、ちょうど涼しくなった頃に稲刈りとなりました。思惑どおりになりました。

 また、周りの田んぼが次々出穂したのにウチの田んぼだけ穂が出てこないときにはちょっと心配でしたが、8月15日に田んぼを見に行って穂が出ていた時には、ちょっと感激しました。

 来年もこのスケジュールで挑戦したいと思います。

今夜はカモ鍋です

 昨日のアイガモ米に続き、今夜はアイガモ肉を使ってカモ鍋となりました。

 材料は、自家製のネギ・ミズナと、一昨日「やさか産業祭」で買った白菜と大根です。

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 それに、スーパーで買った豆腐・シラタキ・エノキ茸、それと…

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 これも「自家製」のアイガモ肉です。

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 アイガモを入れたカモ鍋ができました。

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 やっぱり自家製のアイガモ肉は美味しかった…というのはウソで、上の写真は市販のカモ鍋用のカモ肉です。自家製のアイガモ肉は、2番目の写真のように骨のまわりについた肉だけで、身が少ないうえにしわくて(硬くて)、いいダシは取れましたが、食べにくいものでした。それを見越した女房が、あらかじめ用意していた市販のカモ肉を鍋に入れたものが一番下の写真です。

 やっぱり田んぼから引き上げてすぐ落とすのではなく、しばらく「肥育」して、鍋のシーズンになった頃に処理して美味しくいただくのが正しいアイガモ農法なのでしょう。

 残ったアイガモ肉は、後日ポトフにするそうです。おでんでもいいと思うんだがな…

アイガモ米を炊きました

 やっとのことですが、今年獲れたアイガモ米(品種は「きぬむすめ」)を初めて炊いて食べました。

 今まで炊かなかったのは、先月初めに買ったコシヒカリが、在庫がたくさんあったのに買いすぎたので昨日まであったからです。先おととしまでは新米ができたときに家にあるのは「古米」だったので、精米が終わったらすぐに炊いて新米を賞味していましたが、今回は新米があり、しかもコシヒカリだったので、そんなに急いで食べようかという気にならなかったのです。

 炊けた新米は写真のようにツヤがあってピカピカしています。

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写真の真ん中あたりに黒い粒が見えますが、これはカメムシの被害で黒くなったコメ粒です。

 食べてみるととてもおいしくて、コシヒカリにも引けを取りません。その理由を考えてみました。

1 天日干しであること
 ご存知のように、手間暇かけて稲架木を組み、天日干したので美味しくないはずありません。30年ほど前ですが、我が家でせっかく育てたコシヒカリを「生こぎ」(稲刈りしてすぐ脱穀すること)して乾燥機で乾燥してもらったら、全然美味しくなかったことがありました。市販のおコメはまず天日干しではありません。

2 モミで保管してあること
 収穫してからあまり月日が経っていないのであまり影響ないかもしれませんが、玄米で保存するよりはモミで保存した方が味が変わらないそうです。白米にするともっと味が落ちるそうです。

3 自分で育てたコメだから
 ま、これが一番でしょうが、この点を差し置いても十分おいしいおコメです。

 今まで買っていた5㎏2,000円(10月以降は、1,750円)の金城産コシヒカリに劣らない味で、しかも天日干しのアイガモ米なので十分この値段で売れるでしょう。ただ、カメムシのせいで黒い斑点があるコメ粒があるので商品価値は劣るかもしれません。

 いずれにしても、家で食べる分しかないので、売るわけにはいきません。

ウチの田んぼの反収を計算しました。

 10アール当たりの収穫量のことを「反収」といいます(1反≒10アールのため)。今年の都道府県別の平年収量がこちらでご覧になれますが、全国平均だと530㎏となっています。

 ウチの田んぼの反収はどのくらいか、実はあまりよくわかりませんでした。というのは、14袋とか18袋収穫できていたので、16袋しか獲れたなかったとしても、田んぼは7アール、1袋30kgなので、反収は、

 30㎏×16(袋)÷0.7(反)≒685.7㎏
 
と、スゴイ値になります。こんなに獲れるハズはないので、こんなに大きな値になるのは、玄米でなくモミの重量で計算したからだと思っていました。それでもモミを玄米にしたら8割ぐらいに減るとしても、685.7×0.8=548.5㎏だから結構な収量となります。袋に目いっぱい詰めていないのでこうなるのかなと思っていました。そこで今年は、せっかく自分で作ったのだから、反収をはっきりさせてみようと、収量を測ってみることにしました。

 まず、モミ摺り&精米(以下「精米」と略します)をする前の袋です。

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中に入っているのは「モミ」です。モミガラに包まれたおコメの実です。

 これを精米して戻ってくると、なんと、このように半分ぐらいしかありません。

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 中身は、白米です。モミから、モミガラとヌカを取ったものです。

 次の重さを量ってみましょう。とは言っても、12㎏までしか量れないハカリしかないので、2つに分けての計量になります。

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 最初の袋は10㎏にしました。このハカリで出荷する野菜を計量するので、
 ちゃんと県の検査を受けています。その証に検査済証が貼られています。


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 2番目の袋には、7.2㎏しかありませんでした。

 合計すると、17.2㎏になります。30㎏入りの袋なので6割弱しか入っていないことになります。白米なので玄米と違ってヌカの分だけ軽くはありますが、フルイに掛けて小ゴメを除いていないので、出荷するにしてもこのくらいの重さでしょう。ということで、17kgとして今年の反収を計算すると、

 17㎏×19(袋)÷0.7(反)≒461.4㎏

 今年は結構な豊作だったのに、反収は461kgしかなかったのです。平年作なら400㎏ぐらいでしょうか。島根県の平年反収は509㎏なので、その90%です。

 もっとも、アイガモたちに頑張ってもらったとはいえ、肥料もやらず、予防もしなかったのでこんなものかもしれません。反収についての長年の疑問が氷解したので、すっきりました。

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プロフィール

宇津さん

Author:宇津さん
 島根県浜田市の兼業農家のせがれです。
 7年前までは母が稲作をしていましたが、高齢で「ひざが痛い、腰が痛い!」と言うので米作りはやめなさいと言ってやめさせ、田んぼをほったらかしていました。3年前一念発起して、私が米作りに挑戦することにしました。
 今年はアイガモ農法に挑戦して5年目。うまくできるかどうかわかりませんが、逐次米作りの様子を紹介します。

我が家の田んぼの位置
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